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持病 保険 選び方

持病があっても入れる保険

健康状態が思わしくない方、持病のある方でも、比較的加入しやすい保険商品があります!

過去に入院や手術の経験があったり持病を抱えていたりして、健康に不安のある方でも、医師の診査や健康告知なしで入れる、あるいは、簡単な告知のみで入れる保険商品があります。前者を無選択型保険、後者を引受基準緩和型保険(限定告知型保険)といいます

無選択型保険

「無選択型」の保険は、契約者の健康状態を問うことなく、既往症がある人でも入れる保険です。

概要

医師の診査や告知が不要なので、過去の入院や手術の経験、現在の健康状態にかかわらず加入できます。ただし、保険加入後、一定期間は保険金や給付金の支払いが制限されます

無選択型には医療保険と生命保険(死亡保障)がありますが、医療保険を販売している保険会社はまれです。

特徴

1保険金や給付金の支払いに制限がある

無選択型の保険では、保険金・給付金の支給について以下のような制限があります。

医療保険の入院・手術給付金の制限例

  • 契約から90日間は、病気による入院・手術は保障されない
  • 契約前に発症していた病気の再発やそれに関連した病気等による入院・手術は、契約から2年間は保障されない
  • 契約から90日以内に発病した病気による91日目以降の入院・手術は保障されない

※持病による入院や手術に備えることを目的に加入しても保障されない場合があります。

生命保険(終身保険)の保険金の制限例

  • 契約から2年以内に病気で死亡した場合の保険金は、それまでの払込保険料相当額となる

2保険期間や保障額に制限がある

無選択型の医療保険の保険期間は、定期タイプ(10年など)が一般的です。そのため、更新のたびに保険料がアップすることになり、継続していくと経済的な負担が重くなっていきます。
一方、生命保険は終身保険が主流で、病気による死亡の保険金額は300〜500万円程度と、大きな経済リスクに備えることはできません。

3保険料が割高

健康状態に関係なく持病があっても入れる保険なので、どうしても一般の保険に比べると保険料が割高になります。支払う保険料に対して、保険金・給付金の額が満足できるものであるかどうかを加入前によく検討することが重要です。

無選択型保険のメリットデメリットはコチラ
無選択型保険

引受基準緩和型保険(限定告知型保険)

既往症などがあっても、数項目の質問に該当しなければ加入できる保険です。

概要

引受基準緩和型保険は、限定した数項目の質問に答えるだけの簡単な告知で加入でき、持病による入院や手術についても保障されます。ただし、契約後1年間は保険金や給付金が半分に制限されます
医療保険と生命保険(死亡保障)があり、医療保険については無選択型の保険よりも多くの商品があります。

一般の保険と無選択型の保険の中間的な位置づけにある保険といえます。

特徴

1持病についても保障される

告知に関わる病気以外なら、加入前に発病した病気の再発等による入院・手術でも給付金を受け取ることができます。

2保険金や給付金の支払いに制限がある

引受基準緩和型の保険では、契約後1年間は保険金・給付金が半分に制限されます。

3保険料はやや割高

保険料は無選択型よりも安いですが、一般の保険に比べるとやや割高になります。

告知の例

以下に、告知内容の一例をご紹介します。告知内容は商品によって違いがあります。ある保険会社で入れなかったとしても別の保険会社では入れる場合もあります。詳細は各保険会社にお問い合わせください。

告知事項(一例)

以下の項目のいずれにも該当しなければ、申込めます。

  • 最近3カ月以内に入院・手術・検査のいずれかをすすめられたことがある。
  • 過去2年以内に別途定める病気注1で入院したことがある。
  • 過去2年以内に糖尿病で入院したことがある。または糖尿病の合併症で医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかを受けたことがある。
  • 過去5年以内に別途定める病気や異常注2で入院したことがある。または医師の診察・検査・治療・投薬のいずれかをうけたことがある。
  • 注1)脳卒中、心筋梗塞、狭心症、不整脈、膠原病、潰瘍性大腸炎などの病気
  • 注2)がん、心筋症、心肥大、動脈瘤、慢性肝炎、肝硬変 、うつ病、認知症などの病気
限定告知型保険のメリットデメリットはコチラ
限定告知型保険

持病があっても入れる保険のその他注意点

無選択型だから、あるいは引受基準緩和型の告知項目に該当しなかったからといって、100%入れる訳ではありません。職業や収入の状況等によって加入できない場合もあります。
また繰り返しになりますが、保険料に見合う保障があるかどうかを必ず事前に検討してみてください。

さらにもう一つ、最も重要な注意点があります。

ご注意ください

既往症や持病があっても、一定の条件つきで一般の保険に入れる場合があります。健康に不安がある場合でも、無選択型や引受基準緩和型に加入する前に、まずは一般の保険から検討しましょう。

既往症が理由で一般の保険につく条件とは、割増保険料や一定期間の給付制限、特定の病気の給付制限などです。それらの条件がついたとしても、一般の保険の方が無選択型や引受基準緩和型の保険よりも有利な場合がありますので、よく比較検討することが大切です。

保険に入る時は、「一般の保険 → 引受基準緩和型の保険 → 無選択型保険」の順で検討しましょう。どの保険が有利かは、保険のプロに相談するのが一番ですよ!

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※掲載内容は、2013年10月時点の情報に基づくものです。商品改定等により内容が変更となる場合があります。

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